より安くiPhoneを使用するために、新品のキャリア契約のiPhoneではなく、格安SIMが使用できる中古のSIMフリーiPhoneの購入を検討している方も多いと思います。
この記事では、中古のSIMフリーiPhoneを使うメリットやデメリット、購入方法、購入時の注意点を紹介していきます。
目次
中古のSIMフリーiPhoneを購入するメリット
安く購入できる
中古なので当然、新品のSIMフリーiPhoneよりも安く購入できます。
自由に契約通信業者を選べる
中古のSIMフリーiPhoneは最初からSIMロックがないため、キャリアと格安SIM会社のすべての通信業者と契約を結べます。
海外への渡航時にも現地のSIMカードを使え、現地で安い通信料金でiPhoneを使用できます。
中古のSIMフリーiPhoneを購入するデメリット
自分で初期設定を行わなければならない
新品や中古のSIMフリーiPhoneを購入した場合は、購入時にキャリアによる店舗サポートを受けられないため、iPhoneの初期設定をすべて自分で行う必要があります。
iPhoneの初期設定は、iPhoneに詳しくない方にとっては難しく感じられるかもしれません。
初期設定の手順
iPhoneの初期設定の主な手順は、次の通りです。
- SIMカードを差し込む
- APN設定
- データ移行
以下で、詳しくご説明していきます。
SIMカードを差し込む
- iPhoneの電源を完全に切った状態でSIMカードを差し込む
- SIMカードを差し込んだら、iPhoneの電源をオンにする
- iPhoneの画面に「こんにちは」と表示されたら、言語と地域を設定する
- クイックスタートの画面が表示されたら、設定を自動でするか手動でするか選ぶ(以下、手動で設定する手順を説明します)
- 使用するキーボードを選ぶ
- 初期設定する上でのネット通信方法を、Wi-Fiネットワークかモバイルデータ通信回線から選ぶ
- パスコードを設定する
- Appとデータの設定をする
- Apple IDの入力や利用規約に同意する
APN設定
次に、APN設定を行います。
APNとは、アクセスポイントネームの略称で、APN設定ではインターネットに接続するための設定を行います。
iPhoneのAPN設定は、APN構成プロファイルをインストールするだけです。
iPhoneのAPN設定の手順は、以下の通りです。
- iPhoneにSIMカードを差し込んだ状態でWi-Fiに接続する
- 利用する回線のAPN構成プロファイルをダウンロードするページにアクセスする
- APN構成プロファイルをダウンロードする
- iPhoneの設定から「プロファイルがダウンロードされました」をタップし、プロファイルをインストールする
利用する通信業者によってAPN構成プロファイルのダウンロード方法が異なるので、通信業者のホームページなどで確認しておいた方が良いでしょう。
データ移行
最後に、写真や動画などのデータを移行しましょう。
送信先と受信先のiPhoneがどちらもiOS12.4以降にアップデートされていれば、Bluetooth接続のみでデータを受信先の端末に直接移行できます。
この方法は、事前にバックアップを取る必要がないので便利です。
他のデータ移行方法として、iCloudやiTunesにバックアップしたデータを購入したiPhoneに復元する方法があります。
メーカー保証は使えない可能性がある
中古のSIMフリーiPhoneでも、Appleのメーカー保証の期限が切れていなければメーカー保証を適用できますが、中古の場合は保証期限が残っていない可能性もあります。
中古のiPhoneは、新品と比べて耐久性に劣る可能性があるため、故障が心配な方は、中古iPhoneにも対応したiPhone向けの保険に加入することをおすすめします。
justInCaseのスマホ保険は、中古のSIMフリーiPhoneでも加入可能です。
中古のSIMフリーiPhoneの購入方法
iPhoneの中古販売店
中古のSIMフリーiPhoneは、iPhoneの中古販売店で購入が可能です。
店頭販売を行なっている中古販売店では、実物の状態を直接目で見て確認できるというメリットがあります。
ネットオークションやフリマアプリ
ヤフオクのネットオークションや、メルカリのフリマアプリ、Amazonや楽天などの通販サイトでも、中古のSIMフリーiPhoneの購入が可能です。
ネットオークションやフリマアプリ、通販サイトのメリットとしては、最新機種の中古品を入手できる可能性があることが挙げられます。
デメリットとしては、iPhoneの状態や出品者の情報がはっきりわからない場合があることです。
中古のSIMフリーiPhoneの購入時の注意点
中古のSIMフリーiPhoneの購入時の注意点は、次の通りです。
- 日本モデルかどうか
- 技適マークがあるかどうか
- 残債が残っていないかどうか
- アクティベーションロックがオフになっているかどうか
- バッテリーに問題がないかどうか
以下で詳しくご説明していきます。
日本モデルかどうか
Appleの公式ページによると、海外モデルのiPhoneの中には、周波数が日本と異なるものがあり、日本では使用できない可能性があります。
日本でiPhoneを使うには、日本モデルのiPhoneを購入しましょう。
技適マークがあるかどうか
技適マークとは、無線機が技術基準を満たしていることを証明するマークで、技適マークがないiPhoneを使用すると電波法違反になる恐れがあります。
残債がないかどうか
前利用者の分割払いが終わっていなくて残債がある赤ロムiPhoneが売り出されている可能性があります。
赤ロムは、キャリアによって制限がかけられており、SIMカードを差し込んでも使えません。
売られているiPhoneが極端に安い場合は、赤ロムを疑いましょう。
アクティベーションロックがオフになっているかどうか
アクティベーションロックとは、他人にiPhoneを使用できないようにする盗難や紛失時に役立つ機能です。
アクティベーションロックがかかっている場合は、登録ユーザーの情報がわからない限りiPhoneが使えません。
バッテリーに問題がないかどうか
中古の場合は年数経過により、新品のiPhoneよりバッテリーが劣化している可能性があります。
最後に
中古のSIMフリーiPhoneは、本体価格が安く、好きな通信業者と契約できますが、iPhoneの初期設定を自分で行わなければならず、メーカー保証も保証期限が過ぎている可能性があります。
中古のSIMフリーiPhoneは、iPhoneの中古販売店やオークションアプリ、フリマアプリなどから購入ができます。
中古のSIMフリーiPhone購入時の注意点として、日本モデルであることや、技適マークがあること、残債が残っていないことなどが挙げられます。
justInCaseのスマホ保険では、中古のSIMフリーiPhoneでも加入可能です。
中古のSIMフリーiPhoneを購入したときは、スマホ保険の加入を検討してみてはいかがでしょうか。