キッチンやお風呂、海などでスマホを使うために防水スマホを購入しようと検討している方はいませんか?
この記事では、防水スマホのメリットや注意点、選び方を説明していきます。
目次
防水スマホのメリットとは
防水スマホのメリットは、次の通りです。
- お風呂でスマホが使える
- 海や川でも使える
- 不意の水没でも安心
以下で詳しく説明していきます。
お風呂でスマホが使える
入浴中にWeb検索やアプリでゲーム、動画、音楽などが楽しめます。防水スマホの防水機能は、常温の真水での使用が前提なので、高温のお湯や入浴剤、せっけんなどがつかないよう注意しましょう。
海や川でも使える
海や川などのアウトドアでも、防水スマホなら写真や動画を撮ったり、アプリを使用したりすることができます。
登山やキャンプなどのアウトドアアクティビティでは、スマホが砂をかぶったり、岩場でスマホを落としたりする恐れがあるため、防水機能以外にも防塵や耐衝撃性能があるスマホを選ぶと良いでしょう。
不意の水没でも安心
キッチンでスマホに水をこぼしてしまった時や、トイレにスマホを水没させてしまった時などの不意の水没でも、防水スマホの場合だと故障する可能性が低くなります。
防水スマホの注意点とは
防水スマホの注意点は、次の通りです。
- 防水スマホは真水を防ぐことを想定したもの
- 非正規店での修理だと本来の性能が損なわれる可能性がある
以下で詳しく説明していきます。
防水スマホは真水を防ぐことを想定したもの
防水スマホは、常温で真水からスマホを保護することを想定したもので、それ以外の液体に濡らした場合は、防水スマホの本来の性能を活かすことができません。お湯や水蒸気、せっけん、入浴剤などがある環境のお風呂や、海水がある海でスマホを使用するときは、スマホ本体をなるべく濡らさないように注意しましょう。
非正規店での修理だと本来の性能が損なわれる可能性がある
非正規店で防水スマホの修理をした場合は、純正品ではない部品を使って修理される可能性があるため、本来の防水スマホの性能を発揮できないことがあります。非正規店で修理する場合は、純正品の部品で修理できるか事前に確認しましょう。
防水スマホの選び方
以下で、防水スマホの選び方を紹介していきます。
防水・防塵性能はIP規格で確認しよう
スマホの防水・防塵性能は、国際電気標準会議(IEC)が定めた「IP規格」で確認できます。日本国内では、IPコードとして扱われています。
IPコードは、「IP68」のように、IPの後に続く2つの数字で表します。2つの数字のうち、前半の数字が防塵性能を表し、後半の数字が防水性能を表しています。どちらかの性能が備わっていない場合は、数字の代わりに「X」が入ります。
防水性能・防塵性能を表す防水・防塵等級は、以下の通りです。
防塵性能を表す防塵等級
防塵性能を表す防塵等級は、以下の通りです。
等級 | 保護内容 |
0 | 保護なし |
1 | 直径50mm以上の固定物体が中に入らない |
2 | 直径12.5mm以上の固定物体が中に入らない |
3 | 直径2.5mm以上の固定物体が中に入らない |
4 | 直径1.0mm以上の固定物体が中に入らない |
5 | 直径7.5μmの粉塵が中に入っても所定の動作や安全性を損なわない |
6 | 直径7.5μmの粉塵が中に入らない |
防水性能を表す防水等級
防水性能を表す防水等級は、以下の通りです。
等級 | 保護内容 |
0 | 保護なし |
1 | 製品上部に垂直に滴下する水から防げる |
2 | 製品を15度以内に傾けて、製品上部に垂直に滴下する水から防げる |
3 | 製品を60度以内に傾けて、噴霧された水から防げる |
4 | 製品のあらゆる方向からの水の飛沫から防げる |
5 | 製品のあらゆる方向からの噴流水から防げる |
6 | 製品のあらゆる方向からの強い噴流水から防げる |
7 | 一時的に水没させても製品に問題がない |
8 | 継続的に水没させても製品に問題がない |
用途で防水レベルを変える必要がある
防水スマホの用途によっては防水レベルを変える必要があります。例えば、キッチンでの使用の場合は「IPX6以下」の規格を、お風呂での使用の場合は「IPX7以上」の規格を選ぶなど、スマホを安心して使うために、使用状況に合わせた防水レベルを選びましょう。
高性能な防水スマホを紹介
防水性能が高い、富士通の「arrows Be3 F-02L」のスマホを、以下でご紹介します。
防水/防塵性能について
- IPX5/IPX8の防水性能。IP6Xの防塵性能。
- IPX5とは、内径6.3mmの注水ノズルを使用し、約3mの距離から12.5L/分の水を最低3分間注水する条件であらゆる方向から噴流を当てても、通信機器としての機能を有することを意味します。
- IPX8とは、常温で水道水の水深1.5mのところに携帯電話を沈め、約30分間放置後に取り出したときに通信機器としての機能を有することを意味します。
- ご使用の際はキャップ(SIM・SDスロット部カバー)が確実に閉じているかご確認ください。
- IP6Xとは、保護度合いをさし、直径75μm以下の塵埃(じんあい)が入った装置に商品を8時間入れてかくはんさせ、取り出したときに、内部に塵埃が侵入しない機能を有することを意味します。
引用元:FUJITSU arrows Be3 F-02L 公式サイト
arrows Be3 F-02Lは、IPX5/IPX8の防水性能・IP6Xの防塵性能になります。
arrows Be3 F-02Lの主な特徴として、以下が挙げられます。
- 雨風や落下の衝撃、汚れに強い
- 泡タイプのハンドソープや液体の食器用洗剤で洗える
- 塩水耐久や防湿、耐日射など米国国防総省調達基準(MIL-STD-810G)のMIL規格23項目に準拠
iPhoneの防水性能はどのくらいか
iPhone 7以降のiPhoneは、防沫・耐水・防塵性能を備えています。詳しい防水・防塵等級は以下の通りです。
- iPhone 12、12 mini、12 Pro、12 Pro Maxは、IP68等級(水深6mに最長30分間放置可能)
- iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Maxは、IP68等級(水深4mに最長30分間放置可能)
- iPhone 11、iPhone XS、XS Maxは、IP68等級(水深2mに最長30分間放置可能)
- iPhone SE(第2世代)、XR、X、8、8 Plus、7、7 Plusは、IP67等級(水深1mに最長30分間放置可能)
iPhoneは、富士通の防水スマホである「arrows Be3 F-02L」と違って、ハンドソープや食器用洗剤では洗えませんが、IP規格がIP67、68と防水性能は高いです。
スマホを防水ケースに入れれば防水できる!
防水スマホでなくても、「防水ケース」にスマホを入れれば水から守れます。防水ケースにも、スマホと同じように防水・防塵等級が書かれているので、購入前に確認をしましょう。
防水スマホであっても、水没して故障する可能性はあるので、防水ケースに入れることで2重にスマホを水から守れます。
水濡れに備えてスマホ保険で補償しよう
ここでは、防水スマホのメリットや注意点、選び方を紹介しました。スマホの購入時には、IP規格で防水・防塵性能の確認をしましょう。
防水スマホであっても、水濡れが原因で故障してしまう可能性があります。justInCaseのスマホ保険なら、万が一水濡れしてしまった場合でも補償することができます。スマホ保険では、補償する端末の修理費用上限額まで、何度でも修理ができるのが特徴です。スマホの購入時には、ぜひスマホ保険への加入をご検討ください。