スマホを水没させてしまっても、正しい方法でスマホの水抜きを行えば、直る可能性があります。
この記事では、スマホ水没時の水抜きの方法や、水没時に絶対にしてはいけない3つの行動、水没時に役に立つアプリ、iPhoneと大手キャリアのスマホ向け補償サービスについて詳しく紹介していきます。
目次
スマホ水没時の水抜きの4つのステップ
スマホが水没してしまった時は、すみやかに次の4つのステップを行って水を抜きましょう。
スマホの電源を切る
水没したスマホの電源がついている場合は、すぐに電源を落としましょう。スマホの電源がついている状態で、スマホの内部に水が侵入すると、スマホ内部の基盤がショートして故障してしまう恐れがあります。
スマホの本体を拭く
スマホ本体についている水を、タオルやキッチンペーパーなどの柔らかく、水を吸収しやすい素材で拭き取りましょう。また、イヤホンジャックや充電器差込口などの細かい部分の水も、ティッシュなどで拭き取ることも忘れないようにしましょう。
スマホのバッテリー・SIMカード・SDカードを取り出す
スマホのバッテリーやSIMカード、SDカードなども水に濡れると故障する場合があるため、必ず取り外しましょう。SDカードが故障した場合、データが消えてしまうことがあります。また、SIMカードが故障すると、キャリアからSIMカードを再発行してもらう必要があるため、手数料がかかることがあるので注意が必要です。
スマホを乾燥させる
スマホ本体を完全に乾燥させましょう。スマホを乾燥させる方法を、以下でご紹介します。
天日干しにする
スマホを天日干しにすると、乾燥できます。スマホは熱に弱い精密機械であるので、長時間にわたって太陽の光にスマホを直接当てると、熱で故障してしまう可能性があるので注意が必要です。
乾燥剤とスマホを密封袋に入れる
スマホをシリカゲルなどの乾燥剤と一緒に、ジップロックなどの密封袋に入れ、しばらく放置しておくと乾燥できます。スマホに使えないタイプの乾燥剤もあるため、購入前は必ず確認しましょう。
アプリでもスマホの水抜きができる
Apple Watchについている排水機能と同じように、音によってスマホのスピーカー内の水を排出するアプリがあるのをご存知ですか?以下で、ウェブアプリの「Fix My Speakers」と、iPhone向けの「Sonic」をご紹介します。
ウェブアプリの「Fix My Speakers」
ウェブアプリの「Fix My Speakers」は、特殊な音を発しながらスピーカーから水を排出します。
iPhone向けの「Sonic」
iPhone向けの無料アプリ「Sonic」は、音を用いてスピーカー内の水を排出します。
スマホ水没時に絶対にやってはいけない3つの行動
スマホの水没時に絶対にやってはいけない3つの行動は、次のとおりです。
振らない
スマホ内部に入った水を出そうと、スマホを振ってしまう方もいるかもしれません。水没したスマホを振ると、逆にスマホ内部に水を行き渡らせてしまい、故障してしまう恐れがあります。
ドライヤーで乾燥させない
スマホは熱に弱い精密機械なので、ドライヤーの温風を直接当てるとスマホ内部の基盤や部品が故障してしまう可能性があります。また、ドライヤーの風圧で、さらにスマホの内部に水を侵入させてしまうことも考えられます。
充電しない
水没したスマホを充電するとスマホ内部の基盤がショートして故障してしまったり、感電したりしてしまう可能性があります。
AppleCare+ for iPhoneで水没したiPhoneの修理
iPhoneの場合は、Apple Storeで修理ができます。
AppleCare+ for iPhoneに加入している場合と、未加入の場合とでは水没したときの修理料金が異なります。AppleCare+ for iPhoneに加入している方は、Apple Store や Apple 正規サービスプロバイダで修理をする場合、水没時の修理料金は12,900円になり、AppleCare+ for iPhoneに未加入の方は、水没時の修理料金は最大で64,800円になります。
なお、水没による保証が受けられるのは、AppleCare+ for iPhoneの加入者のみで、iPhoneの購入から1年間の製品保証がつくAppleCareでは、水没は保証対象外です。
大手キャリアのスマホ向けの補償サービス
大手キャリアのスマホ向けの補償サービスには、それぞれ水没の補償があります。以下で、各キャリアの補償サービスを、ご紹介します。
ドコモの「ケータイ補償サービス」
ドコモの補償サービスは「ケータイ補償サービス」で、特徴は以下の通りです。
- 2019年6月1日(土曜)以降に加入した方が対象
- スマホやタブレットの故障・水濡れ・盗難・紛失を補償
- 水濡れ・全損・紛失時に交換電話機の提供
- 店頭で預かって修理も可能
- ケータイデータ復旧サービスの利用料金の割引
ケータイ補償サービスの月額料金は330円〜1000円(税抜)で、加入してから31日間は無料です。
auの「故障紛失サポート」
auの、Android向けの補償サービスは「故障紛失サポート」で、特徴は以下の通りです。
- スマホやタブレットの故障・紛失・盗難を補償
- 申し込みから最短で3時間で交換電話機の提供
故障紛失サポートの月額料金は380円〜660円(税抜)になります。
参照元:au公式サイト|故障紛失サポート
auの「故障紛失サポート with AppleCare Services」
auの、iPhone向けの補償サービスは「故障紛失サポート with AppleCare Services」で、特徴は以下の通りです。
- 電話サポートが無料
- 対象の地域から申し込むと最短3時間で新品同等品が届く
故障紛失サポート with AppleCare Servicesの月額料金は707〜1,190円(税抜)になります。
参照元:故障紛失サポート with AppleCare Services
ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック)」
ソフトバンクの、Android向けの補償サービスは「あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック)」で、特徴は以下の通りです。
- 機種交換の場合は、最短翌日に配送
- 電話サポートが無料
- 外装修理代金が通常修理価格より90%オフ
- メモリーデータ復旧サポートが無料
あんしん保証パックプラス(あんしん保証パック)の月額料金は500〜650円(税抜)になります。
ソフトバンクの「あんしん保証パックプラス with AppleCare Services」
ソフトバンクの、iPhone向けの補償サービスは「あんしん保証パック with AppleCare Services」で、特徴は以下の通りです。
- 機種交換の場合は、最短翌日に配送
- 電話サポートが無料
- メモリーデータ復旧サポートが無料
あんしん保証パック with AppleCare Servicesの月額料金は890〜1,190円(税抜)になります。
参照元:あんしん保証パック with AppleCare Services
水濡れを補償するスマホ保険がおすすめ!
ここでは、スマホ水没時の水抜きの方法や、水没時に絶対にしてはいけない行動、水没時に役に立つアプリ、iPhoneと大手キャリアのスマホ向け補償サービスについて詳しく紹介しました。
万が一、スマホが水没してしまっても、正しく対処すれば、水抜きができ、故障せずに済むことがあります。Appleや大手キャリア各社が提供する、スマホ向けの補償サービスに加入していれば、水没してしまった時も安心です。
justInCaseのスマホ保険では、水濡れ時の修理代を補償します。スマホ保険専用のアプリで簡単に保険金の請求ができます。また、加入後4ヶ月目以降は、保険料に平均30%の割引きが適用されるためお得に利用できます。長くスマホを利用したい方には、スマホ保険がおすすめです。