スマホのスピーカーが音割れして困っていませんか?実は、スマホの設定を変えれば改善することがあります。
この記事では、スマホのスピーカーの音割れが起きる原因と、イヤホン接続時に音割れが起きる原因、スマホのスピーカーの音割れの対処法、スマホの修理店の紹介をしていきます。
目次
スマホのスピーカーの音割れが起きる原因
スマホのスピーカーの音割れが起きる原因を、以下でご紹介します。
- スマホの水没
スマホが水没したことにより、スマホのスピーカー内に水が侵入し、音割れが起きている可能性が考えられます。水没ではなく、雨や汗がスピーカー内に侵入した場合でも、音割れが起きることがあります。
- スピーカーにホコリが溜まっている
スマホのスピーカー内にホコリやゴミが詰まり、音割れが起きている可能性があります。
- 音を再生しているアプリの異常
特定の音楽再生アプリのみで音割れがする場合は、アプリの異常を疑った方が良いでしょう。
- スマホのハードウェアの異常
スマホのスピーカー部分を含めた、ハードウェアの異常が原因で、音割れが起きていることもあります。
- イコライザの設定がオンになっている
iPhoneには、イコライザ機能が搭載されています。イコライザとは、音の特定の周波数を調整する機能を指し、イコライザの設定がオンになっていると、音割れを起こす場合があります。
イコライザの設定は、「設定」>「ミュージック」>「イコライザ」の手順で確認できます。設定をオフにすることで、音割れが改善する場合があります。
イヤホンの接続時に音割れが起きる原因
イヤホンの接続時に音割れが起きる場合に考えられる原因を、以下でご紹介します。
- イヤホンとスマホの接続不良
スマホのイヤホンジャックやライトニングコネクタにホコリが入るなどして、イヤホンと接続不良を起こし、音割れが起きる可能性があります。
- イヤホンの故障
イヤホンケーブルの断線や、イヤホン内部の振動板の故障が原因で音割れが起きている場合があります。
スマホのスピーカーの音割れの対処法
スマホのスピーカーの音割れの対処法を、以下でご紹介します。
再起動する
スマホを再起動すると、音割れが直ることがあります。音割れが気になったら、まずスマホを再起動してみましょう。iPhoneやAndroid端末の再起動の手順を、以下で説明します。
iPhone X・11・12の再起動
iPhone X・11・12の再起動の手順は、以下の通りです。
- サイドボタンといずれか片方の音量調節ボタンを同時に長押しし、電源オフスライダが表示されたら離します。
- スライダをドラッグし、デバイスの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- デバイスの電源を再び入れるには、(iPhone の右側にある) サイドボタンを Apple ロゴが表示されるまで長押しします。
iPhone SE(第2世代)・8・7・6の再起動
iPhone SE(第2世代)・8・7・6の再起動の手順は、以下の通りです。
- サイドボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- スライダをドラッグし、デバイスの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- デバイスの電源を再び入れるには、サイドボタンを Apple ロゴが表示されるまで長押しします。
iPhone SE(第1世代)・5以前の再起動
iPhone SE(第1世代)・5の再起動の手順は、以下の通りです。
- トップボタンを電源オフスライダが表示されるまで長押しします。
- スライダをドラッグし、デバイスの電源が切れるまで 30 秒ほど待ちます。
- デバイスの電源を再び入れるには、トップボタンを Apple ロゴが表示されるまで長押しします。
Android端末の再起動
Android端末の再起動の手順は、以下の通りです。
- 電源ボタンを長押しする
- メニューから「再起動」を選択する
また、Xperiaシリーズの機種は、電源ボタンと音量調節ボタンの上を同時に長押しして、3秒程度待つと再起動ができます。
一方で、Galaxyシリーズの機種は、電源ボタンと音量調節ボタンの下を同時に長押しして、7秒程度待つと再起動ができます。
スマホの水抜きをする
水濡れが原因の音割れの場合は、スマホの水抜きをすると、音割れが直る可能性があります。以下で、スマホの水抜きの方法をご紹介します。
スマホの電源を切る
まずは、スマホの電源を切りましょう。スマホ内部が濡れている状態で電源がついていると、スマホ内部の基盤がショートし、故障してしまう恐れがあります。
スマホ本体を拭く
スマホ本体についている水を、タオルなどで拭き取りましょう。イヤホンジャックやライトニングコネクタなどの細かい部分は、綿棒やティッシュなどを使うと、水分を取り除きやすいです。
スマホのバッテリー・SIMカード・SDカードを取り出す
スマホのバッテリー・SIMカード・SDカードを取り外しましょう。SDカードが濡れて、故障してしまった場合は、カード内のデータが消えてしまうので注意が必要です。
スマホを乾燥させる
最後に、スマホを乾燥させましょう。スマホを乾燥させるには、天日干しにするか、乾燥剤とスマホをジップロックなどの密封袋に入れて、しばらく待つ方法があります。
アプリで水を排出する
ウェブアプリやiPhoneのアプリでも、スマホのスピーカー内の水を排出できます。以下で、ウェブアプリの「Fix My Speakers」と、iPhone向けの「Sonic」をご紹介します。
ウェブアプリの「Fix My Speakers」
ウェブアプリの「Fix My Speakers」は、特殊な音を発しながらスピーカーから水を排出します。
画像引用元:Fix My Speakers公式サイト
iPhone向けの「Sonic」
iPhone向けの無料アプリ「Sonic」は、音の周波数を用いてスピーカー内の水を排出します。
電話ノイズキャンセリングの設定をオンにする
iPhoneには電話ノイズキャンセリング機能が搭載されており、電話ノイズキャンセリングの設定をオンにすると、通話時の音割れが改善することがあります。iPhoneの電話ノイズキャンセリングの設定手順は、以下の通りです。
- 「設定」>「アクセシビリティ」>「オーディオ/ビジュアル」>「電話ノイズキャンセリング」
対処法を実践しても音割れが直らない場合は修理に
ご紹介した対処法を実践しても、スピーカーの音割れが直らない場合には、修理に出す必要があります。
AppleまたはApple正規サービスプロバイダで修理する
iPhoneは、Apple StoreまたはApple正規サービスプロバイダでスピーカーの修理ができます。スピーカーの修理は、修理料金の区分の「その他の修理」に含まれます。
AppleCare+ for iPhoneに加入している場合は、iPhoneの全モデルのその他の修理料金が12,900円となり、AppleCare+ for iPhoneに未加入の場合は、「その他の修理」の料金は最大で64,800円になります。
修理専門店で修理する
修理専門店でも、スマホの修理ができます。修理専門店に修理に出す場合は、スマホの安全性や修理の質を考えて、総務省登録修理業者を必ず選びましょう。スマホの総務省登録修理業者は、ダイワンテレコムや、スマホ修理工房、スマホステーション、スマホスピタルなどがあります。
正規サービスプロバイダ以外での修理については、次の記事もご参照ください。
関連記事:iPhoneは非正規の修理がバレたら保証が受けられなくなるって本当?
スマホ保険ならスマホ内部の故障や水濡れも補償対象!
ここでは、スマホのスピーカーの音割れが起きる原因と、音割れの対処法、修理店の紹介をしました。
スマホのスピーカーの音割れを防ぐには、ホコリや水がスピーカーに入らないようにすることが大事です。どうしても音割れが直せないときは、修理に出すしかありません。また、修理料金を安く抑えるためには、あらかじめスマホ向けの保証サービスに入っておくと良いでしょう。
justInCaseのスマホ保険では、スマホ内部の故障や水濡れを補償します。スマホ保険の契約期間内であれば、修理費用上限額まで何度でも修理可能なので安心です。スマホのスピーカーの故障やその他の事態に備えて、スマホ保険への加入をご検討してみてはいかがでしょうか。