皆さんは、スマホが触っていないのに勝手に動いた、という経験はありますか?
これはひょっとしたら、スマホがウイルスに感染していることが原因かもしれません。
この記事では、スマホがウイルスに感染している場合の症状やウイルスに感染した場合に考えられる被害、対処法、ウイルスへの感染を防ぐためにできることについてご紹介します。
原因や対処法をしっかり把握して、スマホのウイルス感染による被害を未然に防げるようにしましょう。
目次
スマホが勝手に動く?ウイルスに感染したときの症状を5つ紹介
スマホがウイルスに感染してしまった場合に見られる症状を5つご紹介します。
ただし、これらの症状が現れたからといって必ずしもスマホがウイルスに感染している訳ではありません。
また、ウイルスに感染していても何の症状も出ない場合もあるため注意が必要です。
スマホの動きが遅い・データ通信使用量の消費が多い
スマホの動きが遅いということは、バックグラウンドで複数のソフトやプログラムが起動していることを表しています。
バックグラウンドでウイルスや不審なアプリがスマホの情報や通信データを外部に送信している可能性もあります。
しかし、スマホのデータ容量やキャッシュがいっぱいになっているせいで動きが遅くなっている場合もあるため、スマホの動きが遅かったりデータ通信の使用料が多いときは、まずは不要なファイルなどを消してみましょう。
ネットやアプリを起動していない時間帯にデータを大量に通信している場合は注意が必要です。
カメラが勝手に起動する
スマホを触っていないのにカメラが起動する場合、ウイルスに感染している可能性があります。
覚えのないアプリがインストールされている
中国で流行した「YiSpecter」というウイルスでは、入れた覚えのないアプリが勝手にインストールされているという症状がありました。
インストールしたアプリはしっかり管理・整理をしておくことが大切です。
迷惑メールが来る
登録した覚えのないサービスからメールマガジンが届くことがあります。
これは、自分のスマホから情報を抜き取られた場合と、知人のスマホからアドレス帳が抜き取られ自分の情報が悪用された場合と、メールアドレスを登録したサイトが不正アクセスの被害に合った場合の3つの可能性が考えられます。
データが消えている
メールや画像、その他のデータが消した覚えはないのに消えている場合、スマホがウイルスに感染している可能性が考えられます。
スマホがウイルスに感染した場合の被害
では、スマホがウイルスに感染してしまった場合、実際にはどのような被害が起こるのでしょうか。
個人情報やプライバシーの流出
スマホは電話番号やメールアドレス、現在地情報、写真や動画などの個人情報の宝庫です。
これらの情報は業者に売ればお金になるので、ターゲットにされやすいです。
SNSやネットバンキングなどにアクセスするためのアカウント情報を盗まれ、アカウントを不正利用された場合は、自分のSNSで勝手に投稿をされたり、ネットバンキングで不正に送金をされてしまうリスクにもつながります。
また、カメラやマイクを勝手に起動され、盗撮や通話内容を盗聴されるなどのプライベートを侵害されることもあります。
ランサムウェアによる金銭的被害
一般的なウイルスは、静かに動作してユーザーの気付かないうちに悪事をおこなうが、ランサムウェアは別です。
ランサムウェアとは、端末のデータやアプリをロックし、制限を解除したければお金を払えと要求してくるウイルスです。
感染してしまうとスマホの操作ができなくなり、最悪の場合工場出荷時の状態に初期化することになるため注意が必要です。
実際には金銭の支払い義務は一切ありませんが、解決策が見出せないためにランサムウェアの要求に従ってしまう人も少なくありません。
スマホがウイルスに感染してしまった場合の対処法3選
自分のスマホがウイルスに感染していることが発覚した場合、どのように対処すればいいのでしょうか。
この記事では、自分でできる対処法を3つご紹介します。
不審なアプリをアンインストールする
もし見覚えのないアプリがインストールされていたら、すぐにアンインストールしましょう。
アプリが単体で悪さをしており、スマホ本体がウイルスに感染していない場合は、アプリをアンインストールすることで問題がすぐに解決できます。
セキュリティアプリをインストールする
セキュリティソフトは以下のような機能を持っています。
- 新型ウイルスの特徴をアップデートし、最新の対策を講じてくれる
- すでに判明しているウイルスとの接触を防いでくれる
- すでにスマホに入り込んでいるウイルスを駆除してくれる
セキュリティソフトは無料のものから有料のものまで様々ですが、信頼できるセキュリティソフトをインストールするようにしましょう。
スマホを初期化する
スマホがウイルスに感染してしまった場合の最終手段として、スマホの初期化があげられます。
スマホを初期化すると、スマホを工場出荷時の状態に戻すことができるため、不正アプリやウイルスなども一斉に削除できます。
スマホを初期化した場合、スマホの中に保存してあるデータは完全に失われるため、連絡先やSNSのログイン情報、画像や動画など必要なものはバックアップを取っておきましょう。
スマホをウイルスに感染させないために出来ること
今後スマホをウイルスに感染させないためには何ができるのでしょうか。
よくわからない無料Wi-Fiには接続しない
街中にはたくさんの無料Wi-Fiスポットが存在しますが、こうしたWi-Fiスポットの中には悪意をもって設置されたものもあり、そうしたWi-Fiアクセスポイントに接続してしまうと、それがスマホの乗っ取りにつながる恐れがあります。
不審なWi-FiスポットからSNSなどのログイン情報が漏洩してアカウントを乗っ取られたり、偽アプリのダウンロードページにアクセスさせられてスマホ乗っ取りウイルスに感染したりと、Wi-Fiスポットは危険が多いので、鍵マークがついておらず、よく分からない名前の無料Wi-Fiスポットへの安易な接続は危険です。
一般的な無料Wi-Fiも暗号化されていない場合が多く、無防備に使用するのはセキュリティ上好ましくありません。
悪意のある誰かに通信内容が筒抜けになってしまうこともあるため、使用するときは注意が必要です。
アプリのダウンロードは信頼できるところからする
公式ストア以外からダウンロードできるアプリはダウンロードしないようにしましょう。
名前を知っているアプリでも、インストールする場合は、SNSやメールのリンクからではなく、アプリの公式サイトに自らアクセスして、App StoreやGoogle Playからインストールするようにしましょう。
それだけで、不正アプリや偽アプリを掴まされる可能性がぐっと下がります。
SNSやメールにある不審なリンクをタップしない
SNSやメールなどから不審なリンクが届いたとしたら、マルウェアに感染させようとする攻撃者によるものかもしれません。
知人のスマホがすでに乗っ取られてしまい、その友達リストを利用して不審なメッセージが送りつけられている可能性もあるため、発信者が知っている人だとしても不審なリンクを安易にタップすることは避けましょう。
不審な発信者からのメール自体、開かない方が良いです。
個人情報を簡単に入力しない
メールアドレスを登録するときなどは、捨てアドなどとよばれるYahoo!やGoogleなどのフリーのメールアドレスを使うことがおすすめです。
警告画面は無視する
Webサイトの閲覧中に、「あなたの携帯電話はウイルスに感染しています」や「携帯電話のパフォーマンスが低下しています」などの警告画面が表示されることがあります。
これは「フェイクアラート」と呼ばれる詐欺手法で、特定のアプリのダウンロードに誘導するように見せかけ、不正アプリをダウンロードさせることを目的としています。
アラートからアプリまで全てフェイクであり、アプリに含ませたウイルスをインストールさせることを目的としているため、見たことのあるアプリだったとしてもインストールしてはいけません。
この警告画面が表示された場合、インストールしなければ被害はないので、誘導は無視してブラウザを閉じましょう。
ウイルスが原因の内部故障してしまった場合
最悪の場合、ウイルスが原因で、スマホが故障してしまうことが考えられます。
故障してしまったスマホは、スマホ修理業者に持って行って修理してもらいましょう。
いざというときのために、契約期間内に修理費用上限額まで何度でも修理可能なjustInCaseのスマホ保険への加入もおすすめです。
(スマホ修理業者記事リンク)
まとめ
この記事では、スマホがウイルスに感染したときの主な症状と、感染した場合の被害・対処法、スマホをウイルスに感染させないための対策についてご紹介しました。
一度スマホがウイルスに感染してしまうと、本体の故障や初期化が必要になる場合もあるため、未然にウイルスへの感染を防ぐことが最も重要です。
スマホはいつ故障してしまうかわからないため、月々200円の保険料から加入でき、破損や故障、水濡れ、盗難紛失をカバーしてくれるjustInCaseのスマホ保険への加入もおすすめです。