iPhone 12はSIMフリー版を購入したいとお考えの方はいませんか?
この記事では、キャリア版とSIMフリー版のiPhone 12の端末本体の価格を比較し、SIMフリーiPhoneを使うメリット・デメリット、SIMフリーiPhoneの購入方法について詳しく紹介していきます(価格は執筆時点のものです)。
目次
iPhone 12はキャリア版とSIMフリー版のどちらがお得?
ドコモ・au・ソフトバンクの大手キャリアでは、通常の一括・分割払いの他に、購入したiPhoneを一定期間後に返却すると、残りの分割支払金が免除になるサービスを提供しています。このサービスを利用すると、端末の購入価格が割引されます。
各キャリアの詳しいサービスは、次の通りです。
- ドコモ:スマホおかえしプログラム
- au:かえトクプログラム
- ソフトバンク:トクするサポート+
以下で、詳しく説明していきます。
ドコモ:スマホおかえしプログラム
ドコモのスマホおかえしプログラムの詳細は、以下通りです。
スマホおかえしプログラム(以下「本プログラム」といいます。)は、本プログラムにご加入いただいたdポイントクラブもしくはドコモビジネスプレミアクラブ会員のお客さま(以下「加入者」といいます。)が36回の分割払いで購入された対象機種を当社にご返却いただいた場合に、その翌々月請求分以降の分割支払金(最大12回分)のお支払いを不要とするプログラムです。
au:かえトクプログラム
auのかえトクプログラムの詳細は、以下の通りです。
24回払いを条件に、購入機種の2年後の買い取り価格を最終回支払分として設定することで、23回のお支払いまでは低廉な割賦金額となります。さらに、最終回支払分については、新たな機種への買い替え時に「かえトクプログラム」で購入された機種を当社が回収することで、お支払いを不要とします。
ソフトバンク:トクするサポート+
ソフトバンクのトクするサポート+の詳細は、以下の通りです。
特典A
特典Aは、48回割賦で対象機種を購入し、特典受付開始日以降に、ソフトバンクで指定機種へ買い替え、旧機種を回収・査定完了する等の特典利用条件を満たした場合に、旧機種の査定完了日が属する請求月の翌請求月以降分の分割支払金・賦払金(最大24回分、頭金は対象外)のお支払いを不要とするものです。
1年買い替えオプション
1年買い替えオプションは、48回割賦で対象機種を購入し、1年買い替えオプション行使開始日から特典A受付開始日の前日までの間に、ソフトバンクで指定機種へ買い替え、旧機種を回収・査定完了する等の1年買い替えオプション行使条件を満たした場合に、25回目から48回目までの旧機種の分割支払金・賦払金(頭金は対象外)のお支払いを不要とするものです。
キャリア版とSIMフリー版のiPhone 12の料金を比較
キャリア版とSIMフリー版の、iPhone 12の端末本体の料金を、以下で比較します。料金は、税別表示です。
キャリア | iPhone 12 | |||
64GB | 128GB | 256GB | ||
ドコモ | 通常購入 | 92,160円 | 99,360円 | 112,320円 |
スマホおかえしプログラム適用時 | 61,440円 | 66,240円 | 74,880円 | |
au | 通常購入 | 94,028円 | 98,419円 | 111,305円 |
かえトクプログラム適用時 | 50,391円 | 52,273円 | 59,487円 | |
ソフトバンク | 通常購入 | 100,800円 | 103,037円 | 119,128円 |
トクするサポート+適用時 | 50,400円 | 53,019円 | 59,564円 | |
SIMフリー | 85,800円 | 90,800円 | 101,800円 |
キャリアでiPhoneを通常購入する場合と比べると、SIMフリーの端末の購入料金の方が安くなりますが、キャリア各社の割引サービスを適用した場合は、キャリアで購入した方が圧倒的に安くなります。
SIMフリーiPhoneを使うメリット
SIMフリーiPhoneを使うメリットを、以下で紹介していきます。
格安SIMで月額料金を安く抑えられる
SIMフリーiPhoneは、格安SIMで運用できます。格安SIMで運用することで、月額料金を安く抑えることにつながります。
おすすめの格安SIM会社は、以下の通りです。
自由にiPhoneを運用できる
SIMフリーiPhoneは、SIMロックが解除されているため、自分の好きな携帯会社と契約できます。
さらに、SIMフリーのデュアルSIMに対応したiPhoneの場合は、異なる回線をeSIMとnano-SIMに使用できるので、好きなようにiPhoneを運用できます。例えば、音声通話には大手キャリアの回線を使い、データ通信には格安SIMの回線を使うことで、よりコストを抑えることができます。
また、どこの携帯会社とも契約せず、Wi-Fi接続のみで端末を利用することもできるので、サブのスマホとしても活用できます。
SIMフリーiPhoneを使うデメリット
SIMフリーiPhoneを使うデメリットを、以下でご紹介します。
端末の単体価格が高い
以下のように、キャリアで、分割支払金が免除になるサービスを利用してiPhoneを購入する場合と比べて、SIMフリーiPhoneの端末本体の価格は高いです。
キャリア | iPhone 12 | |||
64GB | 128GB | 256GB | ||
ドコモ | スマホおかえしプログラム適用時 | 61,440円 | 66,240円 | 74,880円 |
au | かえトクプログラム適用時 | 50,391円 | 52,273円 | 59,487円 |
ソフトバンク | トクするサポート+適用時 | 50,400円 | 53,019円 | 59,564円 |
SIMフリー | 85,800円 | 90,800円 | 101,800円 |
キャリアメールやLINEの年齢認証が使えない
SIMフリーiPhoneでは、キャリアメールやLINEアプリの年齢認証の機能が使えません。
キャリアメールの代わりにGmailなどのフリーメールサービスを利用することになります。
キャリアの補償サービスに加入できない
SIMフリーiPhoneは、キャリアと契約をしない限り、キャリアが提供するスマホ向けの補償サービスには加入できません。
格安SIMにも、独自の補償サービスを提供している会社があるので、格安SIMでSIMフリースマホを利用する方は確認してみてはいかがでしょうか。
SIMフリーiPhoneの場合は、メーカーの保証を受けることができます。iPhoneには、製品保証である「AppleCare」と、追加で加入できる有償の「AppleCare+ for iPhone」があります。
キャリア等の提供する補償サービスに加入できない場合には、別途保険会社が提供するスマホ保険に加入するという方法もあります。
Apple Watchのセルラーモデルのモバイルデータ通信ができない
SIMフリーiPhoneでは、Apple WatchのGPS+Cellular(セルラー)モデルに未対応です。Apple Watchには、GPSモデルとGPS+Cellularモデルの2種類があり、GPSモデルでは、Apple Watchのみでモバイルデータ通信ができますが、GPS+Cellularモデルでは、iPhoneが手元にないとモバイルデータ通信ができません。
Apple Watch 単体で、モバイルデータ通信をするには、大手キャリアが提供する回線を利用しなければならないため、SIMフリーiPhoneでは、GPS+Cellularモデルを使用できません。Apple Watchを利用している方や利用を検討している方は注意が必要です。
SIMフリーiPhoneを購入できる場所
SIMフリーiPhoneを購入できる場所を以下で紹介していきます。
Apple StoreやApple Store Online
画像引用元:Apple公式サイト|オンラインなら、クリスマスのお買い物もとても簡単です。
Apple StoreやApple Store OnlineでSIMフリーiPhoneを購入できます。Apple Storeの店舗は、全国で10店舗しかなく、都市部以外に住んでいる方には店舗での購入は難しいかもしれません。Apple Store Onlineでは、いつでもどこでも気軽に購入ができるのでおすすめです。
家電量販店
Apple製品取扱店の家電量販店でも、SIMフリーiPhoneの購入ができます。全国各地にあるビッグカメラやヨドバシカメラなどの家電量販店では、店内にApple公認ショップが設けられている場合があります。Appleの公式サイトより、Apple製品取扱店を探すことができるので、確認してみてください。
SIMフリースマホも補償するスマホ保険がおすすめ
ここでは、iPhone 12の端末価格をキャリア版とSIMフリー版で比較し、SIMフリーiPhoneを使うメリット・デメリット、SIMフリーiPhoneの購入方法について詳しく紹介しました。
キャリア版とSIMフリー版では、キャリアで分割支払金が免除になるサービスを利用するか否かで、iPhoneの端末本体の料金は大きく変わってきます。
SIMフリーiPhoneは、格安SIMと組み合わせることで月額料金を安く抑えることができる一方で、端末単体価格が高かったり、キャリアの補償サービスに加入できないなどのデメリットもあります。
justInCaseのスマホ保険は、SIMフリースマホや、iPhone の最新機種も補償します。格安SIMに乗り換えて、以前のキャリアの補償サービスが使えなくなって困っている方や、新しくSIMフリーiPhone 12をご購入の方は、ぜひスマホ保険への加入をご検討ください。