毎月の月額料金を気にして、大手キャリアから格安SIMに乗り換えたいと思っている方は多いと思います。
この記事では、大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときに必要なものや手順、費用、注意点についてご紹介していきます。
目次
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときに必要なもの
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときに必要なものは、次のとおりです。
- SIMロック解除済み端末
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
以下で詳しくご説明します。
SIMロック解除済み端末
大手キャリアの端末は、SIMロックがかけられており、他社の回線を利用する場合は、SIMロックを解除しなければなりません。
一方で、今お使いのキャリアの回線と乗り換え先の格安SIMが使用している回線が同じである場合は、SIMロックを解除する必要はありません。
MNP予約番号
キャリアで使っている電話番号を変えずにそのまま使いたい場合は、「MNP予約番号」を取得する必要があります。
注意点として、MNP予約番号の有効期限は発行後最大15日間で、期限が切れると乗り換えの手続きができなくなってしまいます。
MNP予約番号は、発行に1〜3日かかることがあるので、基本的には、格安SIMへ乗り換えをする1〜3日前までにはMNP予約番号を取得した方がよいでしょう。
以下で、MNP予約番号を取得する方法をキャリア別にご紹介します。
ドコモ
ドコモでMNP予約番号を取得するには、電話・オンライン・店頭の3つの方法があります。
- ドコモのスマホから「151」、一般電話からは「0120-800-000」へ電話をする(受付時間は9:00〜20:00)
- My docomoの「ドコモオンライン手続き」からMNP予約番号を取得する
- ドコモショップに直接スマホを持ち込んでMNP予約番号を発行してもらう
au
auでMNP予約番号を取得するには、電話・オンライン・店頭の3つの方法があります。
- au・一般電話ともに「0077-75470」へ電話をする(受付時間は9:00〜20:00)
- My auからMNP予約番号を取得する
- auショップに直接スマホを持ち込んでMNP予約番号を発行してもらう
ソフトバンク
ソフトバンクでMNP予約番号を取得するには、電話・オンライン・店頭の3つの方法があります。
- ソフトバンクのスマホから「5533」、一般電話からは「0800-100-5533」へ電話をする(受付時間は9:00〜20:00)
- My SoftbankからMNP予約番号を取得する
- ソフトバンクショップに直接スマホを持ち込んでMNP予約番号を発行してもらう
本人確認書類
運転免許証やパスポート、マイナンバーカード、健康保険証などの本人確認書類の提出を求められます。
しかし、契約予定の格安SIMによって提出する書類は異なるため、事前に確認が必要です。
本人名義のクレジットカード
支払いは、基本的に本人名義のクレジットカードです。
クレジットカード払い以外に、口座引き落としに対応している格安SIM会社もあるので確認してみてください。
大手キャリアから格安SIMに乗り換える手順
大手キャリアから格安SIMに乗り換える手順を、機種変更も同時にする場合と機種変更しない場合とで分けて解説します。
機種変更する場合
機種変更する場合の手順は、以下の通りです。
- 乗り換える格安SIMを決める
- 購入するスマホを決める
- スマホ・SIMカードを申し込む
- スマホ・SIMカードが届く
- MNP切り替え手続きをする
- スマホ本体にSIMカードを装着する
- APN(通信接続)設定をする
機種変更しない場合
機種変更しないで、今使っているスマホをそのまま使い続ける場合の手順は、以下の通りです。
- 乗り換え先の格安SIMのサイトで、自分のスマホの動作確認がすんでいるか確認する
- SIMロックを解除する必要があるか確認する
- 必要な場合のみSIMロックを解除する
- スマホ・SIMカードを申し込む
- スマホ・SIMカードが届く
- MNP切り替え手続きをする
- スマホ本体にSIMカードを装着する
- APN(通信接続)設定をする
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときの費用
2019年10月1日に改訂された「電気通信事業法」により、契約解除料(違約金)の上限が1,000円となり、格安SIMへ乗り換えがしやすくなりました。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるときにかかる費用を、2019年9月30日以前に契約している場合と、2019年10月1日以降に契約している場合で分けて以下の表にしました。
2019年9月30日までの契約 | 2019年10月1日以降の契約 | ||
キャリアで発生する費用 | 契約解除料 | 9,500円 | 1,000円(ドコモ・au)
0円(ソフトバンクで9月13日以降の契約の場合) |
MNP転出手数料 | 2,000円(ドコモ)
3,000円(au・ソフトバンク) |
||
旧端末の分割残債 | 残債分 | 残債分 | |
格安SIMで発生する費用 | 契約事務手数料 | 3,000円程度 | |
SIMカード発行手数料 | 400円程度 | ||
合計 | 14,900〜15,900円 | 6,400〜7,400円 |
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときの注意点
大手キャリアから格安SIMに乗り換えるときの注意点は以下の通りです。
即日MNPできないと電話が使えない期間が発生する
新しい格安SIMが届いてすぐにMNP切り替えができる即日MNPの場合は、ネットや電話ができない期間が発生しません。
即日MNPができないとMNPの切り替えタイミングによっては、3日間程度ネットや電話が使えない期間が発生してしまいます。
契約する格安SIMが即日MNPが可能かどうか確認しましょう。
乗り換えのタイミングによっては違約金がかかることも
大手キャリアでは、決められた期間以外に解約をすると、解約手数料(違約金)を支払わなければなりません。
ちなみに、ドコモでは、2年定期契約満了月の当月・翌月・翌々月以外に解約をすると1,000円の解約手数料を支払うことになります。
2019年10月1日に改訂された「電気通信事業法」により、契約解除料の上限が1,000円となりましたが、2019年9月30日までにキャリア契約をした場合は、契約解除料9,500円を支払わなければなりません。
キャリアメールは使えなくなる
格安SIMに乗り換えると、キャリアメールは使えなくなります。
キャリアメールの代わりに、GmailやiCloudメールなどのフリーメールを使用しましょう。
店舗サポートが受けられなくなる
格安SIMは、大手キャリアと違って取り扱っている店舗の数が少なく、困ったときに気軽に相談できないため、格安SIM乗り換え時の設定や手続きは、基本的に自分で行うことになります。
最後に
MNP予約番号は、発行後最大15日間の有効期限があるため、格安SIMに乗り換える前には、発行にかかる日数を見込んでMNP番号を取得しましょう。
自分のスマホをそのまま使って格安SIMに乗り換える場合は、格安SIMのサイトで、今使っている機種の動作確認がすんでいるかどうかの確認が必要です。
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格安SIM乗り換え時には、ぜひスマホ保険への加入を検討してみてはいかがでしょうか。